人気の宅配冷凍弁当「ナッシュ」をどこまで収納できるのか気になりますよね。
冷凍庫容積50ℓで、ナッシュ6食パック(横34×高12cm)を実寸で並べて検証してみました。
どのような感じであったか実体験レポートします。
また、どうしても入らないときの緊急冷蔵庫利用の注意点など、ナッシュをストレスなく楽しむコツを詳しく紹介します。
記事のポイント
- 実測検証:6食パックは最大12個収納可能も…
- 収納のできない場合のサブ冷凍庫の検討
- 仕切り+ラベル管理で取り出し&在庫把握が簡単
- 緊急冷蔵庫利用は“当日中消費”&再冷凍NG
ナッシュのサイズと一人暮らし用冷凍庫での実体験
ナッシュ6食パック(横34cm×高さ12cm)および単品パック(横11cm×高さ4cm)を、自宅にある冷蔵冷凍庫【AQUA AQR-14N(冷凍庫容積50ℓ)】の実測内寸に並べて試した結果を解説します。容量ギリギリのレイアウト感と、パンパンでも開閉がスムーズだった使用感を詳しくレポートします。
ナッシュ6食パックの収納レイアウト検証
縦に6パック並べた画像
AQR-14Nの冷凍室引き出し有効内寸は、幅約30cm×奥行約35cm×深さ約20cm。
ここにナッシュ6食パック(横34×高12cm)を横向きにセットすると、奥行方向に約1cm、幅方向は扉内フレームにわずかに触れる程度の隙間が得られました。
最初は“引き出しが引っかかるかも?”と心配しましたが、パックの角をほんの少し斜めに傾けて奥へ滑り込ませると、カチッとスムーズにロック。
驚いたのは、中身がパンパンでも開閉の軽さが変わらないことです。
引き出しを開けるときは、底面に凹みや角の干渉をまったく感じず、滑るように動きます。
閉めるときも「ギギッ」と抵抗音がすることはなく、片手で軽く押し込むだけでピタリと止まりました。
とはいえ、引き出しを勢いよく引き抜くと、パック同士がわずかに擦れて「カチカチ」と音を立てます。
これは過度の力を加えなければ起こらず、ほとんど気になりません。
最大で12個まで収納が可能でしたが、12個全部入れると他の冷凍食品用スペースは完全になくなり、在庫管理の自由度が落ちる点は留意が必要です。
冷凍庫に入らないときの整理&収納術
冷凍庫にナッシュを詰め込みすぎて他の食品が入らなくなった場合も、工夫次第でスペースを確保できます。
本節では「仕切り活用」「代替アイデア」「おすすめ小型モデル」という3つの手法で、冷凍庫を最大限に活用するテクニックを紹介します。
引き出し仕切り&ラベル管理で取り出しやすく
引き出し内に市販の仕切りトレイを設置すると、パックがガタつかず見た目も整理され、取り出し時のストレスが激減します。
仕切りトレイは浅型と深型を2段重ねで使い、手前には「当日消費分」、奥に「ストック分」を分けると管理しやすくなります。
ラベルは耐水性ステッカーに「残数」「消費期限」を記載し、引き出し前面に貼付。
特に、パック形状が似通っているナッシュ単品は、ラベルがないと“何食分残っているか”判別が困難になります。
仕切りがあることで立て置きパックが倒れにくく、安全性もアップ。
パックを取り出す際に隣接パックを押し倒す心配がなくなるため、冷凍ムラや破損リスクを低減できます。
代替アイデア:冷凍庫レンタル・増設の検討ポイント
どうしてもナッシュや他の食材が入りきらない場合は、サブ冷凍庫のレンタルや増設も視野に入れましょう。
レンタルサービスでは月額2,000~4,000円程度で50~100ℓクラスの据置型冷凍庫が利用可能。
初期費用無料プランを活用すれば、長期的なコストを抑えつつ収納力を強化できます。
購入増設の際は、設置スペースとコンセント容量を事前に確認し、静音性や省エネ性能(年間消費電力kWh値)を比較してください。
おすすめは縦型のスリムモデルで、設置幅45cm以内のタイプなら狭いキッチンにもフィットします。
レンタルと購入のどちらが得かは、使用頻度や設置可能年数で判断しましょう。
月額レンタル料×利用年数>購入価格なら買い切り、逆ならレンタルがお得です。
また、レンタル時の清掃や返却条件、保証範囲も契約前に必ず確認しましょう。
小型冷凍庫おすすめモデル(30~60L帯)比較
一人暮らしにフィットする30~60ℓ帯の小型冷凍庫をピックアップし、サイズ、年間消費電力量、設置幅、高さ、静音性、価格で比較しました。
①アイリスオーヤマ「IFD-14A」(容量50ℓ、幅440×奥行510×高さ830mm、年間180kWh、¥25,000前後)は省エネ性能と静音性に優れる。
②ハイセンス「HF-J14A」(50ℓ、幅495×奥行540×高さ850mm、年間210kWh、¥22,000前後)はコストパフォーマンス重視。
③東芝「TUF-30」(30ℓ、幅480×奥行480×高さ650mm、年間150kWh、¥18,000前後)は小スペース設置向けです。
選ぶ際は、自宅の設置可能幅とレンジ台下などの空間を測定し、上扉式/引き出し式の使い勝手も試算。
音が気になるなら静音性〈35dB以下〉モデルを選ぶと快適です。各モデルの詳細比較表を以下にまとめました。
モデル | 容量 (L) | 寸法 (W×D×H mm) | 年間消費電力量 (kWh) | 静音性 (dB) | 価格 (税込) | タイプ |
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アイリスオーヤマ IFD-14A | 50 | 440×510×830 | 180 | 32 | 約¥25,000 | 引き出し式 |
ハイセンス HF-J14A | 50 | 495×540×850 | 210 | 35 | 約¥22,000 | 上開き式 |
東芝 TUF-30 | 30 | 480×480×650 | 150 | 30 | 約¥18,000 | 上開き式 |
設置時のチェックポイント
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設置幅がカタログスペック通りか、実際の据付スペースをメジャーで確認
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上扉式は天井高を確保、引き出し式は前面の開閉スペースを確保
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静音性〈35dB以下〉なら夜間も気になりにくい
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この表をもとに、ご自宅の空間とライフスタイルに合わせて最適モデルをお選びください。
冷凍庫に入らない場合は冷蔵庫使用していいの?緊急利用と注意点
ナッシュは必ず−18℃以下の冷凍庫で保存することが公式に推奨されています 。
それでも冷凍庫に入り切らない場合、冷蔵庫への一時避難は“最終手段”としてのみ行い、リスクを最小化する正しい手順と管理方法を押さえましょう。
冷蔵庫保存は当日中に消費が必須
ナッシュ公式サイトでは、冷蔵保存は「どうしても冷凍庫に入らない場合の緊急措置」であり、保管期間は当日中に食べ切ることが前提と明記されています 。
常温や冷蔵(0〜5℃)では細菌の増殖が進みやすく、とくに鶏肉や魚介を使ったメニューは食中毒リスクが高まります。
移動後はパックに移動日時を記入し、冷蔵庫内温度が4℃以下になるよう設定。
ドア開閉は極力抑え、庫内の温度変動を防ぎましょう。
時間経過でリスクが上昇するため、数時間から遅くとも当日中にレンジ加熱し、その後残りを再び凍らせることなく完全消費することが必須です。
食べ残しや再冷凍は品質保証対象外となり、風味低下や食の安全性も損なわれるため、必ず当日中の消費を徹底してください。
冷蔵庫緊急避難の手順と衛生管理
冷蔵庫への一時避難は以下のステップで行い、衛生リスクを徹底的に低減します。
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温度設定を4℃以下に:事前に冷蔵室温度を確認し、最適化。
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外側の水滴・汚れ除去:パック表面の霜や結露をふき取り、雑菌混入を防止。
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ラベル管理:耐水ステッカーに「移動日時」「要当日消費」を記載し、誰でも判断可能に。
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短時間消費:移動したパックは数時間以内、遅くとも当日中にレンジ加熱して完全消費し、残りは冷凍庫に戻さず廃棄。
この手順により、冷蔵下でも菌の増殖を抑え、安全性を高めることができます。
また、移動中の温度上昇を最小限に抑えるため、冷蔵庫の奥側(庫内温度が安定しやすい位置)へパックを配置するとより効果的です。
再冷凍NG!品質保証外リスクを回避
公式注意書きで明確にされているように、解凍後の再冷凍は絶対に禁止されています 。
一度でも冷蔵庫に移したパックを再び冷凍庫へ戻すと、細胞内の氷結晶が壊れ、食感や風味が著しく劣化するだけでなく、増殖した菌が凍結後も死滅せず残留して食中毒の原因となり得ます。
家庭用でも業務用でも再冷凍は厳禁で、公式保証対象外となるため、品質クレームの対応も受けられなくなります。
緊急避難した香りや見た目に異常がなくても、一度冷蔵下に置いたパックは「必ず当日中に調理・消費し、その後は廃棄」が鉄則です。
再冷凍によって生じるリスクは見た目以上に深刻であるため、ひと手間かかっても必ず正しい手順で当日消費を徹底してください。
冷凍保存できないを防ぐため6食・8食・10食プラン、どれを選ぶ?
ナッシュ公式プランは「6食」「8食」「10食」の3タイプ。ご自身の冷凍庫容量に合わせて選びましょう。
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~30ℓ:小型庫では6食プランを1回受け取り、都度消費
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31~50ℓ:6食×2回または8食プラン1回が快適。10食は5+5で分割配送
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51~80ℓ:一度に16~18パックをキープ可能。8食×2回/6食×3回がおすすめ
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81ℓ以上:大量ストックOK。10食×2回や8食×3回でまとめ買い
冷凍庫容量と食べるペースに最適なプラン&配送サイクルを設定してください。
まとめ:ナッシュが冷凍庫に入らない?一人暮らし用冷凍庫で試した実体験
一人暮らし用の50ℓ冷凍庫【AQUA AQR-14N】でも、整理術と少しの工夫でナッシュをストレスなく楽しめます。
以下の3つのポイントを押さえて、スムーズな収納&取り出しを実現しましょう。
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実測検証でわかった収納限界
冷凍室内寸(幅約30×奥行約35×深さ約20cm)には、ナッシュ6食パック(34×12cm)を一列に6個、2列で計12個まで収納可能。驚くほど開閉は軽く、パンパンでもスムーズに動かせました。 -
仕切り&ラベルでストック管理を簡単に
市販の仕切りトレイを使い「当日消費分」と「ストック分」を分け、耐水ラベルに「残数」「消費期限」を記載して引き出し前面に貼付。何がどこにあるか一目でわかり、取り出しミスや廃棄ロスを防げます。 -
冷蔵庫は最終手段!当日中消費&再冷凍禁止
冷凍庫満杯時のみ冷蔵庫への一時避難を認め、必ず当日中に加熱・消費。再冷凍は品質保証外かつ食中毒リスクを高めるため、絶対に行わないでください。
これらのテクニックで、冷凍庫をフル活用し、ナッシュ生活を快適に続けましょう。